バイク保管庫の内装DIYはひと段落。
しかし、バイクガレージの目的である作業スペース確保・部品保管場所確保としては、まだ第一歩を踏み出したにすぎません。

ここからは、使いやすいガレージにしていこうと思います。
実は内装DIYの最大メリットは外観というよりは、壁・天井を最大限有効に活用できる事にあります。

なんせ、柱の位置も壁の厚さも、配線がどこを走っていて、JCT Boxがどこにあるかまで完全に把握できていますからね。
棚も作業台も、壁ピタにできるほか、壁に直接ガンガンビスが打ち込めます。
壁板に構造材用の11~12㎜厚のOSBをチョイスしたのもこの為です。
注:OSBだと一般の壁は9㎜厚(4等級)、11~12㎜厚は高耐力壁(3等級)の扱いです。

閑話休題。
今回は手始めに作業台を作成します。(といっても3年前ですが)

サイズは適当に幅1200x奥行550x高さ880。
高さは自分が立った状態で手のひらだけを水平にした時の高さが立ち作業台として適切な高さになります。(身長/2+50mmでも似たような値になります)

まずはフレームを2×4と60角の柱材で作成。この頃丸鋸はφ85㎜しか使っていなかったので、切断は基本手のこです。使っているのは鉄板ことゼットソーIII265マイターボックス(Amazon)を使うと必要最低限の精度は出せます。

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イナバのバイク保管庫はどうしても壁から70㎜程度に段差ができるので、壁ピタに寄せるために形状を合わせてうまい具合にカットしています。

写真に見切れているのは勢いで購入したSeednewの7段キャビネット+4段8引出ツールキャビネットのセット。当時はセットでもセールで6~7万だったと思います。ただ、大は小を兼ねるの精神でデカいのを買ったら、そのままだとハイトが高くて使いづらかった&水勾配分傾くのでローラーを2×4で組んだ台に換装します。こちらも壁ピタ設計。

SPFやホワイトウッドの2×4は無塗装だと腐食しやすい&カビが生えやすいので、組上がり後でも十分なのできちんと塗装します。内装DIYで余ったモーエンアクア一式、仕様通りに施工してやりました。

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天板は一部接着に剥離のあった為に超格安(剥離部分は切り落としても十分足りる)で入手したブナ集成材(25mm厚)。ブナは硬度も高くて作業台向け…に見えて吸湿時・乾燥時に狂いが出やすいので、こちらもウレタン系の塗装が良いでしょう。

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反り止め加工をしっかり入れた後、モーエンアクアで塗装。こちらは平滑度と塗膜の厚さが欲しいので、サンディングを5回、仕上げを3回重ねています。

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塗装直後はテカテカですが、しっかり硬化するとつや消しになります(モーエンアクアフラット)

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続いて、キャビネットを台座に設置して地震対策を行います。
ツールチェストの蓋を開けるには、チェストの背後に最低限のスペースが必要なので、この木の棒はチェストの位置調整も兼ねています。

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この作業台サイズなら、YZ125のフロントフォーク分解程度なら問題なくできます。

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次は棚を作りましょうかね(3年前の話になりますがw