デザイン・型取り

準備が出来たら、まずはどんなデザインにするかラフスケッチを起こします。

私の場合は適当に車両の写真を撮ってIllustratorでスケッチを重ねています。
メーカー製品ページにあるサイド写真を使うと楽です。

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別の方法としては下図のようにグラフィックデカールを作りたい部分を空白にして印刷、そこに手描きでデッサンすると言う手もあります。

Serow_draft

いきなりパーツ個別制作に掛かると統一感が無くなったり、バランス取りに苦労したりします。
とりあえずはじめに大まかな計画・全体像を作っておくと後が楽です。

次に型取り

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アプリケーションシートをパーツに貼って油性ペンで型を取ります。

後は適当にスキャナで取り込むだけ。ここで気を付けたいのは、【PDFで取り込む】と言う事。
と、言うのもJPEGやTIFFで取り込むとピクセル単位の画像になってしまいますが、PDFであれば寸法はmm単位で残る上、取り込んだものを拡大縮小しなければそのままのサイズを維持できます。

スキャナより大きい物を取り込む時は分割して取り込みます。
このとき、合成を楽にするために×印をいくつか入れておきます。
オーバーラップ部に×印があればこれがピッタリ重なるように回したり移動するだけ(拡大縮小はダメ)。
片方を半透明にしておけばサクッと出来るでしょう。

Illustratorの自動合成機能は使わない方が良いです。
回転・移動だけでなく拡大縮小・形状変形まで勝手にやってくれるので形が微妙に崩れる時がありますorz

型紙を元にパスでアウトラインを作成し、型が合っているか一度メディアに印刷して貼ってみましょう。

型紙

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私の場合はある程度デザインしてからサイズ微調整していますが、先にしっかり型合わせをしておいた方が無難です。
デザインしてから修正となると、割と面倒ですので(汗
ついでに余力があればラミネートフィルムも貼ってパーツへの貼り付けも練習しておくと良いでしょう。

しっかり型が出来たら本デザインしていきましょう。

design_sample

なお、本体に色がある場合(大抵はありますよね)、ボディカラーとデカールの色を合わせる必要がある場面が出てきます。
こんなときは、それっぽい色を大量に並べて一番近い物を探しましょう。
(このときは本番用の保護シートも貼ること)

PX1004純正インク+テーブルクロスラミネート0.2〜0.3mm厚でヤマハYZブルーの場合、R=32/G=0/B=200程度が丁度良いように思います(B=208でも可)

IMG_1417

後は好き勝手デザインしていくだけです。

なお、メーカーロゴ類ですが、TwinAirのようにロゴを配布しているところもあります。
が、基本的には配布されていないので、適当にトレスしましょう。
裏技として、メーカーPDFからロゴデータを抜き出す方法もあります。
但し、配色も含め改変や悪意ある使い方は絶対にしないように

また、なるべく事前に使用承諾を得てから使うのがベストです。

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