さて、作業台の次は収納の基礎、棚の制作です。

何故自作にこだわるのか?
これには明確な理由があります。

市販の棚は壁ピタ設置できない&丁度いいサイズがない

に尽きます。
何度も書きますが、内装DIYの最大のメリットは壁を棚や作業台の構造部材として利用できることです。
(そうできるように内装を張っていることが前提ですが…)
棚を壁に直接打つことで棚はグラつくこともなく、重量のあるものを乗せてもたわみ難くなります。

出来上がりはこんな感じ。っても、2015年の事なので、3年前の出来事ですがね…(-_-;)

最上段に棚板を設けていませんが、これは後により大きな棚板をガレージ奥ギリギリまで伸ばす為です。
一度で全部完成させる必要がなく、じっくり進めていけるのもDIYのメリットです。

作り方
SPFの小割材(30x38mm)でハシゴを組んで、18㎜のパイン集成材を嵌めるための大入れ加工をします。今回はトリマーでやりましたが、丸鋸でも歯の出代で大入れ加工(貫通のみ)は可能です。

ハシゴの締結や板の固定はほぼすべてポケットホール加工です。
KregのPocket hole Jig R3 Jr.(Amazon)を使っていますが、ビス締結なのに目立たないので結構おすすめです。

組み上がったら塗装します。今回もモーエンアクアを仕様通りに施工です。
まだまだ余っています…

脚はこんな感じ。奥側はガレージのフレームに乗せるだけ、手前側はM10 の鬼目を打ち込んでM10 のアジャスタボルトを使います。
木材を直接床に建てると腐食のリスクや、微調整が面倒くさいので。

壁への打ち込みもポケットホールにしておくと目立たずしっかり打ち込めます。

壁にしっかり固定された棚は十分なくらい頑丈で、全くグラつかないうえに55㎏の私が乗っても多少撓む程度で、壊れたりはしません。

一応、材料力学の基本で両持ち梁のたわみ計算をして、確実に大丈夫だという事を確認の上やっています。
(ヤング率は適当に7GPaで見積もっています。)
計算なしに試すのはお勧めしませんw 念のため。

次回はこの後の棚拡張ネタを。
棚拡張は2018年にやったことなので、ようやく現実時間に追いつくことになります…。