JNCC明けで清掃したカメラを片手に掛川は加茂花菖蒲園に妻と花見に行ってきました。
メインの花菖蒲・アヤメ・カキツバタの見頃は5月末から6月中旬という事で、まだまだまばらでしたが、ハウスのあじさいが見頃。
今回はK-5IIsにSigma 30mmF1.4 DC HSM ArtとGX7にSigma 60mmF2.8 DN Artをの2本で行きましたが、K-5IIsメインとなりました。GX7で撮ったものは別の機会にアップします。
ハウスの中は非常に明るいんですが、直射日光の当たる部分と当たらない部分で輝度差がかなり出るのを利用して、影は思い切って暗くしてみました。普段はダイナミックレンジを広げる側(シャドウを持ち上げハイライトを抑える)方向が多いのでちょっと新鮮。
Sigma 30mm F1.4 DC HSM Artの画角は本当に使いやすい標準単焦点ですね。Sigmaの割に色乗りは良い方に感じますが、それでもやっぱりPentaxのレンズに比べて色乗りが控えめです。とはいえC-PLフィルタで補う事はできます。
やはり気になるのが開放F1.4〜2.0付近までで出やすい色収差でしょうか。その分ボケが柔らかいことを考えると、上手くつきあっていくのが良いのかなと思います。気になる人はとことん気になるレベルで色が滲むので、開放付近を使いたい場合は保険でF2.8も一枚撮っておく事をおすすめします。F2.8なら等倍で見ない限りは気にならないかと。個人的には後処理で軸上色収差を除くのはこのレンズの良いところをスポイルしてしまうように思うので、後処理はあまり掛けないと思います。
実売4万円程度の単焦点レンズとしては全く申し分の無いレンズですが、万人にお薦めできるかと聞かれると微妙なところw どっちかって言うと癖玉ですかね。使っていて巧くはまると非常に楽しいです。
って、Pentaxのレンズはどれもそんな感じ(使い勝手がレンズごとにあって、決まるといい絵が撮れるが決まらないと微妙)なのでPentaxのレンズの特性に慣れている人には良いかもしれない。