さて、カメラプロファイルを真面目に作ろうとすると必要なものがいくつか出てくる。

まずはカメラプロファイルを生成するためのアプリケーション。
これはAdobe謹製のフリーウェア[DNG Profile Editer]がある。

dng_pe

DNGファイルを読み込ませることでそのカメラ固有のカメラプロファイルを作成できる。簡単に作成するための機能としてマクベスチャートを正しいホワイトバランス・正しい露出で撮影したDNGファイルを読み込ませることで規範プロファイルを作成できます。

なので、マクベスチャートそのものとRa95以上の高演色性蛍光灯が必要になる。

マクベスチャートはX-liteのColor Checker Passport

color_chart

高演色性蛍光灯はRa99と言う極めて高い演色性を誇るPanasonic リアルクス FL20S-N-EDLを使用。

あとは好きなように調整し、カメラプロファイルとして書き出すだけ。

因みに、今回K-5IIsの[鮮やか]、[ナチュラル]、[人物]、[風景]、[雅(MIYABI)]に相当するものを作成してみましたが、なかなか難しいものですね。マクベスチャートの色合わせに執着すると色相にしてイエロー〜オレンジ周辺とブルー〜マゼンダ周辺で色が転ぶ。なので、マクベスチャート外の色も追いかける必要があるので注意。やっているウチに上手くポイントを設定するとマクベスチャートとその他の写真の色相を合わせられることに気づくはず。後は様々なDNGを読み込ませながら合わせ込んで行くだけ。

以下作成したプロファイルで書き出したサンプル

■サンプルその1

埋め込み AdobeStandard
← DNG埋め込み | Adobe Standard →
 

[鮮やか]っぽい [ナチュラル]っぽい
← [鮮やか]っぽい | [ナチュラル]っぽい →
 

[風景]っぽい [人物]っぽい
← [風景]っぽい | [人物]っぽい →
 

[雅(MIYABI)]っぽい
[雅(MIYABI)っぽい]
 

■サンプルその2

DNG埋め込み2 AdobeStandard2
← DNG埋め込み | Adobe Standard →
 

[鮮やか]っぽい2 [ナチュラル]っぽい2
← [鮮やか]っぽい | [ナチュラル]っぽい →
 

[風景]っぽい2 [人物]っぽい2
← [風景]っぽい | [人物]っぽい →
 

[雅(MIYABI)]っぽい2
[雅(MIYABI)っぽい]
 

■サンプルその3

DNG埋め込み3 AdobeStandard3
← DNG埋め込み | Adobe Standard →
 

[鮮やか]っぽい3 [ナチュラル]っぽい3
← [鮮やか]っぽい | [ナチュラル]っぽい →
 

[風景]っぽい3 [人物]っぽい3
← [風景]っぽい | [人物]っぽい →
 

[雅(MIYABI)]っぽい3
[雅(MIYABI)っぽい]
 

まぁ、こんなもんでしょうかね?

作成したプロファイルはこちら
Pentax K-30用 K-5IIs用 があります。